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保健所で働く医師

保健所で働く医師の仕事とは

保健所は地域住民の衛生と健康を支える公的機関で、地域保健法に基づき都道府県、政令指定都市、中核市、その他指定された各地域に設置されています。医師、歯科医師、薬剤師、看護師、助産師など、必要な免許を取得した医療従事者が働いており、今後ますます注目されるのではないでしょうか。

今の季節はノロウイルスや新型インフルエンザなど感染性の病気が多いです。そのような病気への対応や食品衛生や環境衛生などを行っています。また一部のがん検診も行われていますので、定期的な受診をオススメしますが、例えば乳がん検診の場合、保健所ではマンモグラフィーと触診のみを行い、エコー検査は医療機関で行う自治体もあります。

病院に比べると設備が十分でないですし、医療行為としてやれることは決まっているのかも知れませんが、保健所で行える範囲ではなく、医療機関への受診が必要だと思われる方を適切に判断し、迅速な対応を取っていただけたらありがたいです。何らかの事情があって行くのですから、親身になって話を聞いていただけたら嬉しいものです。

保健所長になる

そもそも保健所の設置は、地域保健法によって定められています。その政令に当たる地域保健法施行令第4条によって、人員確保に相当な困難を伴わない限り、保健所長は医師であることが定められているのです。もちろん、保健所は公衆衛生部門、いわば各自治体住民の健康についての任を担っている部署ですので、保健所長はただ医師であるだけではなく、公衆衛生学の知識や経験年数を要するなど、いくつかの制約があります。

昨今では保健福祉センターといった名称の部門の中に、保健所が併設されていることが多くなっています。さて、何も所長でなくとも、医師の採用は各自治体で若干名の募集がなされています。というのは、前段で述べたとおり、一口に医師と言ってもその専門分野は各々に違います。初めから公衆衛生学を専攻してきたという例は稀であって、仮にそうであっても現場での経験年数がなければ、所長になることはできません。

そうした理由から所長の他に、いわゆる所長予備軍として、新規採用された後、保健所の部門に配属され、十分に公衆衛生学の実際を学んでから、保健所長になるというコースが通例です。